【作品解説】
パックラフトを浮かべて、マングローブの川を進むたびに、人間の世界から遠のいていく。背後から夕焼けがオレンジ色の光を投げかけ、後方から強い光が差した。振り返ると、そこには人間世界の残照。けれど、前方にはまだ見ぬ闇と未知の景色が広がっていた。
完全な静寂。音は消え、ただオールが水をはじく音だけが響く。孤独とも違う、澄み切った静けさの中で、都会では感じられない「自分」というものが際立って感じられる。恐怖と興奮、その狭間にある感覚が研ぎ澄まされていく。
この先に何があるのか、どこへ辿り着くのか。それを知るのは、この大きな流れと、ちょっとの意志。人生も同じじゃないだろうか。自分の意思だけじゃ行き先は決まらない。大きな流れに身を任せてつつ、自分ができるのはオールの先を動かすくらい。
「何が起きるか分からないを、恐れず楽しもう」それが今の僕の考え。
【商品詳細】
フォトアクリル5mm木製吊枠
・サイズ:A0(841mm×1189mm)
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【展示品1品限り】静寂を漕ぐ|カワイダ ケイゴ(A0)
¥186,000価格
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